レギュレーター

エステックプロはスキューバダイビング器材メンテナンスの経験豊富なスタッフ4名で運営されているダイビング器材メンテナンスのプロ集団です。
このページではスキューバダイビングには欠かせないダイビング器材、レギュレーターについてどんな器材なのかを詳しくご説明します。

レギュレーターとは?

レギュレーターとは空気の無い水中でダイバーが呼吸をするためのスキューバダイビングには欠かせない器材で、長時間のダイビングができるように、圧縮された空気のタンク(シリンダー)に取付け、ダイバーが呼吸できるレベルにその空気の圧力を下げる(減圧させる)器材です。

レギュレーターとは

レギュレーターの役割は?

ダイバーが安全で快適なダイビングを行えるよう、水中で呼吸を続けることができる役割を持っています。
水中での呼吸は、できる限り陸上での呼吸と変わらないレベルに近い方が良く、ダイバーによっては水深が20m~50mと潜る場合もあり、その水深に応じても呼吸レベルの変化を少なくし、ダイビングを楽しむための器材です。
主にファーストステージとセカンドステージにわかれ、タンク内の圧縮された空気をダイバーが吸いやすい空気に変換します。

ファーストステージはどんな役割?

ダイバーが呼吸できるように、タンク(シリンダー)内の圧縮空気(約200kg/cm2又は2,850psi)を減圧(約10kg/cm2または142psi)して、セカンドステージへ空気を送り出します。

ファーストステージ

セカンドステージはどんな役割?

ファーストステージから送り込まれた空気を更に減圧し、ダイバーが呼吸できる状態を作り出します。

レギュレーターにはどんな種類がある?

ファーストステージでは、ピストンタイプとダイアフラムタイプがあります。
セカンドステージでは、SCUBPRO製品でスタンダードタイプとバランスタイプ(高性能)があります。

レギュレーターの構造

レギュレーターの内部には安全で快適なダイビングを実現するために細かなパーツが多く使用されています。
ここではスキューバプロのレギュレーター内部の図を例としてご紹介します。

1stステージの内部構造

1st-スタンダードピストン

スタンダードピストン

1st-バランスピストン

バランスピストン

1st-バランスダイヤフラム

バランスダイヤフラム

2ndステージの内部構造

2nd-スタンダード ダウンストリーム

スタンダード ダウンストリーム

2nd-バランス ダウンストリーム

バランス ダウンストリーム

レギュレーターの選び方のコツ

レギュレーターを選ぶ際に一番重要なのが、「保証」や「交換や修理に必要なパーツが継続して手に入るか」という2点です。レギュレーターは定期的なメンテナンスやオーバーホールを行うことで長く使えるダイビング器材です。そのため「保証」がついているか、日本国内で交換パーツが継続して手に入るかという点が大切になります。インターネットオークションなどで安価なレギュレーターが売られているのを見かけますが、「保証」や「交換パーツ」が手に入るか、日本国内でメンテナンス可能なサービスセンターがあるかなどを事前に確認しておかないと、オーバーホールができないなどの可能性があります。
また、他にもレギュレーターを選ぶ際のポイントや基準として、デザイン性や耐久性、重さ、呼吸のしやすさ、メンテナンス環境が整っているか、価格帯、メーカー、レギュレーターオーバーホール時の交換部品の値段、パージボタンの押しやすさ、可動部(スイベルなどで可動しやすいレギュレーターもあります)、空気流量が調整できるか、マウスピースのくわえやすさ、素材などがあげられます。
まずは大体で良いので予算や価格帯を決めます。各メーカーが予算帯に合わせたレギュレーターを用意しているので予算に応じて自分に合ったレギュレーターを選びます。
また、デザイン性や色なども各メーカーがさまざまなバリエーションを用意しているので、デザインや色で選ぶ方法もあります。
呼吸のしやすさやパージボタンの押しやすさ、空気流量が調整できるかなど、使い勝手を優先して選ぶ方もいらっしゃいます。
メンテナンスの体制や交換部品の値段も長期的に使うレギュレーターを選ぶポイントになります。レギュレーターを長く愛用するには信頼のおけるダイビング器材メンテナンスサービス店とのつきあっていく必要があります。

レギュレーターに必要な付属品

ファーストステージやセカンドステージの他にホースが必要です。また、オクトパスや残圧計、コンパスなどもダイビングに必須の器材となります。

レギュレーターのエアー漏れや故障の原因

レギュレーターのエアー漏れや故障の原因としては、砂がみ、塩がみなど、レギュレーター内部に砂や塩(海水)が入りエアー漏れや故障を引き起こしてしまうことが考えられます。砂がみはビーチダイビングが多い日本でよく見られる故障原因です。ダイビング後にしっかりと真水で洗っていないこともレギュレーター故障の原因になります。レギュレーターを保管する際も湿度が低く風通しの良い場所に保管することで故障を防ぐことができます。
また、適切なタイミング・頻度でレギュレーターオーバーホールをすることでレギュレーターの故障やエアー漏れを事前に防ぐことができます。エステックプロではダイビングを安全に行うために年に1回のレギュレーターオーバーホールを推奨しております。

レギュレーター関連サービス

エステックプロではレギュレーターオーバーホールやナイトロックス対応、ホース交換など、様々なダイビング器材のメンテナンスに対応しています。レギュレーターオーバーホールの費用や対応メーカー、いつまでにオーバーホールできる?などのご質問やご相談など、お気軽にお問い合わせください。

スタッフ紹介

わたしたちがお客様の大切なレギュレーターをメンテナンスいたします。

前西 浩二
前西 浩二代表
堂ノ下 員成
堂ノ下 員成業務執行役員
与斉 友幸
与斉 友幸Maintenance Manager
田井 良太
田井 良太System Administrator